夜泣き
夜中にmoonが泣き叫ぶ。
泣いて、咳き込んで、痰が絡んで、また咳き込んで、泣いて、泣きたいから泣いて、言葉にならない苦しさと悲しみを叫んで。
暴れる。
正直に泣かないでよとおもう。
sunは明日仕事。
starは寝てる。
私も眠い。
でも、トントンしても抱きしめても、アイス食べるか聞いても泣いてる。
腕から飛び出して頭ぶつけて怪我しそう。
疲れてふと思って口にする。
泣きたいだけ泣きなよ。
泣きたい時もあるよね。
泣いていいよ。
そうしたらピタリと泣き止んだ。
立ち上がって自分でお茶を飲んで、
寝ると言って寝た。
昨日の夜中の嵐の30分。
今日の夕方の習い事は、嵐で船が沈んだ。
私の中で諦めがついたので、
代わりにケーキを食べに行った。
moonは、赤ちゃんになりたいんだね。
そう言ったら大きく頷いた。
帰り道にはお姉ちゃんになると言っていたけど、
焦らなくていいよ。まだ三歳だもん
と言っておいた。
今夜は平和な凪だった。