はなしはじめ
ついに。
starが「ぱぱ」と「まま」を言えるようになった気がする。
「ねぇねぇ」は何となくもっと前からたまに言っているので、
ママが最後ということに。
三秒しか持たないたっちの間に、一歩踏み出そうとして転ぶ。
今だけの姿。
自慢げな顔。
拍手も上手になり、自分で自分に拍手している。
moonが一番starを笑わせてくれる。
おおきなたいこどーんどーん、ちいさなたいことんとんとん。
お風呂ではぞうさんのじょうろをひっくり返して。
笑いのツボがどうしてわかるんだろ。
いつも一緒に遊んでくれるのは本当にうれしい。
一年前は、どうなることかと思ったけれど。
八か月前は、もうだめかもと思ったけれど。
何とかなった…のかな。
今は、starの代わりに、私が代弁している。
これがおしゃべりが始まったらどうなるのかな。
昼間の授乳がほぼなくなり、昼休みに保育園に通っていた日々がすでに遠い。
まだ育休中だった未来もあったけど。
五か月、働いて、その分、好きなことをたくさんさせてもらって。
starもたくさんの人に愛をもらって。
良かったと思うことにする。
というか、私の働きがたりなくて。
得意でない仕事は全部sunがしてくれる。
moonおかあさんはよしよししてくれる。
starおとうさんはどっしり構えている。
私ばかりが自分のことばかり。